
この記事はパートナーに浮気された方の体験談になります。
夫の入浴中にスマホが鳴って

夫の浮気に気づいたのは、帰りが遅いことが気になり始めてからちょうど1か月後のことでした。
仕事から残業が多いので最初は今繁忙期なんだろうと気にしていませんでしたが、それが何か月も続いて段々と怪しいと感じ始めました。
いつもなら、忙しいのは2か月ほどで終わってかなり暇になります。
そうなると定時に帰ってきて、子供の面倒も見てくれていましたので、普段とは違う何かを感じていました。
それでも、自分も仕事をしていて日々忙しく過ごしていたので、決定的な浮気の証拠を押さえてやろうと躍起になっていたわけではありません。
その日は本当に久しぶりに早く帰ってきてくれて、早めの夕食の準備に取り掛かっている時でした。
夫は食事前に子供をお風呂に入れている最中で、そんな時に夫のスマートフォンが鳴りました。
仕事の連絡だったら伝えないといけないと考えて、急いで画面を見るために移動しましたが、その時に私の目に飛び込んできたのは「いつもの場所で今から会える?」というメッセージです。
送信主は夫の遊び友達で、かれこれ10年来の仲であり、ずっと友達だという言葉を信じてきました。
このメッセージだけでは浮気とは限らないと自分に言い聞かせ、何事もなかったかのように食事の準備に戻りました。
お風呂から戻った夫は真っ先にスマートフォンのチェックをし、メッセージが入っているのを確認すると急いでポケットにしまったのですが、その時がクロだと確信した瞬間です。
ここ最近では私たち家族には見せたことのないような嬉しそうな表情を浮かべ、急にそわそわしだしたのです。
あまりにも分かりやすい態度に戸惑いながらも、頭の中ではどうやって証拠を確保しようかと考えていました。
自分で夫の会社から尾行

探偵社についても調べましたが、お金は夫に管理されているので現実的ではありませんでした。
迷った挙句に今後のことも考えて費用はかけずに自分だけで証拠探しをすることに決め、翌日から動きました。
子どもは事情を説明して義両親に預け、夫の職場の出入り口が見える場所で動きを探りました。
今日は残業で終電ぎりぎりになるかもしれないと連絡があったのに、夫が出入り口に姿を現したのは定時を少し過ぎた時刻です。
その時点でかなりブルーな気持ちになり、こっそりと距離をあけて後を追いました。
浮かれているのか、結構近くに行ってしまった瞬間があるのにもかかわらず私には少しも気づかないで、いつもとは違う電車に乗り込みました。
下車したことのない駅で降りてみると、先に来て待っていた夫の遊び友達の女性が夫に向かってにこやかに手を振り、その瞬間に全てを悟ったというわけです。
スマートフォンの写真機能を使って証拠を撮ったのですが、事前に音がならないように準備をしておきました。
駅から5分ほど歩いた場所に彼女の家はあり、二人はそこに消えていきました。
これだけでは証拠が足りなかったので、その日の夜遅くに疲れて帰宅した夫がぐっすりと眠ったところでスマートフォンの指紋認証を解除し、ラインのキャプチャーも自分のスマートフォンに送っておいたので準備は万端です。
夫の言葉で見切りをつけました

夫に証拠を提示しつつ問い詰めたところ、あっさりと白状して「遊びだった」と言いました。
遊びと言っても長く友達だった人とそういう関係になったのだから後々に影響があることは分かっているはずだと問い詰めると、今度は「本気だった」と言い始め、その時点で見切りをつけました。
最終的には慰謝料と養育費の取り決めをして離婚となりましたが、後悔はしていません。
夫に対しての気持ちが戻ることはなく、離婚した後は快適に過ごせています。