夫に限って浮気なんて
テレビで浮気調査をしている探偵を見たことがありましたが、まさか自分が依頼をすることになるなんて思っていませんでした。
仲のいい夫婦だと自分では思っていましたので、夫に限って浮気などするはずはないと思っていたからです。
友人から夫が女性と歩いているのを見たといわれた時にも、会社の同僚か何かだろうと軽く考えていました。
それぐらい、夫は私のことを愛してくれていると思っていたからです。
いつも私に優しい言葉をかけてくれますし、私が落ち込んだりしていると優しくハグしてくれたり、いつも私のことを気にかけてくれているように感じていたからです。
それに、結婚記念日などのお祝いは、毎年お洒落なレストランを予約してくれたり、プレゼントや花束も用意してくれるほど、私にとってはとても素敵な旦那様でした。
複数の友人が夫の浮気現場を目撃したようで
しかし一人の友人からだけではなく、他の友人たちからも見かけたという話を聞くことがありました。
こうなってくると、さすがに不安になってきました。
そういった指摘を受けるまでは疑いをかけることもありませんでしたので、夫の行動を気にかけたことはありませんでした。
残業といわれれば残業だと思っていましたし、出張といわれれば仕事が忙しくて大変だろうというくらいにしか考えていなかったからです。
しかし、それらの行動もすべて浮気相手と会うためだったのかもしれないと思うようになると、どんどんもしかしたらあの時もといった風に考えるようになってきました。
もしかしたら、夫は女性慣れしていて、私にも上手く接しているだけなんじゃないかと思えてもきたりもしました。
夫の潔白を信じ浮気調査を依頼
浮気調査を依頼することに決めたのは、夫の浮気を証明する為ではなく、潔白を確かめたいという気持ちが強かったのかもしれません。
夫を信じたい気持ちの方が勝っていました。
夫の潔白が証明できれば、今まで通りの中がいい夫婦でいることは出来ますし、友人達にも大丈夫だったと伝える事も出来ます。
きちんと怪しい所はないと証明したかったのです。
探偵は最初から夫を怪しんでいました
浮気調査を依頼した時にも、探偵に対して「夫の潔白を証明したいんです」と伝えて依頼をしましたが、夫の普段の行動を聞かれて伝えてみると、探偵は最初から怪しいと思っていたようです。
長年の経験などからも浮気をしている人はわかるようで、ある程度の行動パターンから読み取る事も出来るようです。
夫が残業といっていた日を思い返してみると、ある曜日に限定をされていたので、その日を狙って調査をしてくれることになりました。
きちんと記憶をたどっていくと、毎週決まった曜日に帰りが異様に遅くなっていたのです。
報告がありました
残業だと言っていたにもかかわらず、夫は早々に仕事を切り上げて浮気相手と会っていました。
その証拠をバッチリ探偵は写真におさめてくれて報告書にまとめて渡してくれたのです。
夫が他の女性に笑顔を見せている写真はとてもショックでした。
それに、手を繋いでいる写真や一緒に女性のマンションに入っていく写真もありました。
心のどこかでは疑う気持ちもありましたが、潔白が証明されるだろうと思っていた気持ちの方が大きかったですので、さすがにショックが隠し切れなくて気を失うほどの気持ちになってしまったのを覚えています。
裏切られたという思いが強くなっていき
それからは、どうやって夫と話し合いをすればいいのかもわからないほど茫然自失になっていましたが、急に腹が立ってきたのです。
今まで仲良く暮らしていたはずだったのに、そんな裏切りをされていたのかと思うと、復讐したい、許せない、といった気持ちがふつふつと湧き上がってきました。
私が信じていた時間は何だったのかと思いました。
そこからはもう怒りに任せて夫に証拠をたたきつけ、離婚に向かって一直線です。
すごく信じていた分、裏切られたという悔しい思いもひとしおでした。
正直いって「浮気された復讐」をしたいという気持ちも芽生えていました。
そんな感情だったので、夫だけでなく浮気相手に対しても慰謝料を請求しました。
浮気の復讐。不倫した夫と浮気相手に効果的なスカッとする復讐方法はコレ!証拠の大切さを実感
どうやってもこの証拠に勝るものはありませんので、離婚は有利に進めていく事が出来ました。
そんな自信もあって、強気で夫に気持ちを伝えることが出来ましたので、証拠というのはとても大事なものなのだという事がわかりました。
夫と浮気相手は終始沈黙しているままでしたが、言い逃れができない証拠が揃っているので、どんどん話を進めることができました。
証拠があったおかげで、自分自身も強くなれた気がしますので、依頼をして自分のためになったと思います。
いまは離婚して新しい相手とお付き合いしていますが、いまだに良い経験になったと感じています。
ただ、二度と裏切られたくないと心から思っています。