「もしかしたら不倫してるかも?」
自分の配偶者が不倫してると感じ始めたら誰だって疑心暗鬼になりますよね。
ただ、不倫の疑いがあるからといって問い詰めたり誘導尋問したりすると、相手の気持ちはどんどん自分から不倫相手に移ってしまうので気をつけましょう。
場合によっては家庭内別居ということにもなりかねませんし、最悪の場合は不倫を隠したまま相手から離婚を突き付けられる可能性もあります。
この記事では、不倫を認めない夫や妻への対応の仕方や再構築の方法、夫婦関係を悪化させずに不倫を終わらせる方法などについて解説します。
不倫を認めない夫や妻への対応
絶対に不倫してるなと感じても、相手が認めない限りずっとモヤモヤしてしまうと思います。
それでもできるだけ冷静な態度を心がけてください。
カッとなって暴言を吐いたり、スマホを無理やり見ようとしたりすると、夫婦関係がどんどん悪化してしまいます。
そうなると、いくら自分が再構築を望んだとしても相手の気持ちが離れてしまうので失敗してしまいます。
再構築を成功させるには辛い気持ちを抑えて、冷静に対処する必要があります。
再構築が失敗するパターン
以下のようなパターンに陥ってしまうと再構築がうまくいきません。
- 証拠がない状態で不倫を問い詰める
- 相手が嫌がっているのにスマホを奪い取ろうとする
- 不倫を認めるまで無視をしたり悪い態度をとる
- 職場に電話したり友達を問い詰める
- 不倫の証拠が見つかった時に激怒して暴言を吐く
- 相手が不倫を認めた後も、そのことを度々蒸し返す
このような対応をとってしまうと、夫婦の関係が悪化するだけでなく、不倫相手への気持ちが強くなってしまうので気をつけましょう。
証拠が大切
夫や妻が不倫していると感じても証拠がなければ何もできません。
その状態では、いくら問い詰めたりしても相手が認めることはありません。場合によっては逆ギレされることもあります。
冷静な対応が不可欠
相手が浮気しても再構築を望んでいる場合は、決して感情的にならないようにしましょう。
特に浮気の証拠が見つかっていないのに、激しく問いただしてしまうと逆に相手から離婚を突き付けられる可能性もあります。
もし夫や妻が不倫相手との再婚やお付き合いを望んでいる場合は、不倫の事実を隠したまま適当な理由をつけて離婚の話を持ち出すケースがあります。
さらに、怒りに任せて暴力を振るったりすれば、相手に有利な形で離婚の話が進んでしまいますので気をつけましょう。
不倫を証明すれば、相手からは離婚できない
不倫をしているということは、その浮気相手に対して恋心を持っています。
体だけの付き合いなのか、それともお互いが愛し合っているのか恋心の大きさは人それぞれですが、その感情が高まれば離婚を希望する場合もあります。
もちろん再構築を望んでいる場合は、離婚されないようにしなければいけません。
実は法的には、不倫をした当事者(有責配偶者)から離婚するのはとても難しいのです。
絶対に不倫した側からの離婚が認められないというわけではありませんが、いくつかの条件をクリアしないといけないため、現実的には不倫した側から一方的に離婚請求するのは難しいといえます。
ただし、そのためには不倫をしている事実(不貞行為)を証明する必要があります。
再構築を成功させるには証拠が重要
再構築を成功させるには証拠が重要 再構築を成功させるには、以下の点がとても重要です。
不倫の証拠を掴んで真実を明らかにする
夫婦の関係を再構築するには、まずは不倫の事実をハッキリさせる必要があります。
なぜハッキリさせないといけないかというと、証拠がない状態では相手は嘘をつき通せるからです。
また、実際には体の関係があったとしても、食事をするだけの関係と嘘を言われる可能性もあります。
浮気の証拠があれば話し合いが可能になる
そのためにも、ホテルに出入りした写真など、言い逃れができない証拠を掴んで相手にそれを見せる必要があります。
そうすることで、ごまかしたり嘘をついたりするような不毛な話し合いではなく、ちゃんと意味のある話し合いが可能となるのです。
不倫相手と完全に別れさせる
夫婦関係を再構築するには、不倫相手と完全に別れさせることがとても重要です。
そのためにも言い逃れができないような浮気の証拠が必要です。
浮気の証拠があれば不倫相手も判明しますので、キッパリと別れさせることが可能になります。
証拠がない場合は、浮気相手が誰なのかは全く不明ですし、本当に別れたかどうかは曖昧なままになってしまいます。
実際に「きちんと別れた」と配偶者に伝えて、そのまま不倫が続いているケースも多いのが実態です。
不倫相手と話すことも可能になる
不倫の決定的瞬間を捉えた写真などがあれば、不倫相手にもそれを見せることでキッパリと別れさせることができます。
その不倫相手も会社や自分の配偶者には知られたくないはずですので、それ以上リスクのある不倫はしなくなります。
場合によっては念書などを書いてもらうこともできますので、不倫に終止符を打つことが可能になります。
浮気の復讐。不倫した夫と浮気相手に効果的なスカッとする復讐方法はコレ!誓約書・念書を書いてもらう
話し合いのなかで、「今後、二度と不倫をしない」という誓約書や念書を書いてもらうこともできます。
念書には、もし不倫をした場合の条件などを書いてもらうこともできます。
ただし、このような念書を書いてもらうためには証拠がなければなりません。
不倫の証拠を掴む方法
以上のとおり、夫や妻が不倫したとしても再構築することを選択するのであれば、相手の浮気を言い逃れできないかたちで証明する必要があります。
ご自身が自力で証拠を探すという方法もとれますが、もし調べている間に相手にバレてしまうと、夫婦関係が悪化するだけでなく、不倫が絶対にバレないようにもっとコソコソと不倫を続けてしまうだけです。
そのため、自力での調査はしない方が無難です。
そこで、どうすれば不倫の証拠を掴めるかというと、「探偵事務所の浮気調査」による方法です。
探偵事務所は浮気調査をメインで行っているところが多く、尾行や写真の撮影などに関してはプロです。
探偵事務所の報告書は裁判でも使用可能
探偵事務所は普段の生活では馴染みがないためピンとこないかもしれませんが、実は探偵事務所が作成した調査報告書は裁判でも利用可能な精度になっています。
そのため、言い逃れができないほどの証拠を集め精度の高い調査報告書を提出してくれますので、不倫の実態を証明するためには一番おすすめといえます。
相手に反省してもらうことができる
不倫の実態を明らかにすることで、配偶者と不倫相手に対して「これ以上は不倫を続けない方がいい」という気持ちを持ってもらうことができます。
明確な証拠があれば、不倫相手が自分の配偶者に近づくことを阻止する抑止力にもなります。
そして、それでも不安な場合は誓約書や念書を書いてもらうことも可能です。
このように、不倫の問題に対してきちんと向き合ってもらうためにも、探偵事務所の証拠が不可欠といえます。
浮気調査をすることで夫婦関係にヒビが入らないか?
浮気調査を探偵に依頼した場合、自分の夫や妻には内緒で調査を進めることになります。
「このようなことをしてしまうと夫婦関係にヒビが入らないか?」と心配される人もいます。
実は、その発想は逆です。
信頼関係が壊れるかもと心配しても、実際には相手が先に信頼関係が壊れることをしているのです。
相手にウソをつきながら不倫関係が続いていることこそ、夫婦関係にとってマイナスです。
証拠がない限り、相手は嘘を突き通せますし、自ら不倫を自白するということはほとんどありません。
その悪化した状態を止めるには「浮気調査」が必要です。
もし、浮気調査した証拠を見せた場合に不倫をしていた当事者から逆ギレされた場合は、もう愛情がなくなっているんだと考えた方が良いのかもしれません。
反省ではなく逆ギレするということは、相手に悪いことをしてしまったと思っていないからです。
その場合は、長期的に考えるとその相手とは離婚を選んだ方が賢明なのかもしれません。
まずは現状を打破するためにも不倫の証拠を見つけて真実を明らかにするのが大切といえます。
再構築を成功させる方法
以上は再構築に向けて必要な要素といえますが、夫婦関係を円満な状態に戻すには以下のような対応も必要です。
- コミュニケーションをとる
- 不倫したことをずっと蒸し返さない
- お互いが前向きになる
コミュニケーションをとる
夫婦関係が悪化する原因は「コミュニケーション不足」がよく挙げられますが、再構築にもコミュニケーションがとても大切です。
不倫の事実を知って、許せない気持ちから無視するようになったり、家の中が冷え切った状態になってしまうと関係修復が望めなくなってしまいます。 不倫をされた側は傷ついてとても辛いと思いますが、関係修復のためにはしっかりコミュニケーションをとることが重要です。
相手のことを「信じられない」という気持ちもあると思いますが、一緒にご飯を食べに行ったり旅行したりするのも関係の再構築にはよいでしょう。
不倫したことをずっと蒸し返さない
不倫された側は、その事実をすぐに忘れることができないため、度々相手を責めたり蒸し返してしまうこともあると思います。
特に奥さんが妊娠中に旦那さんに浮気されていた場合は、ずっと傷ついた思いを抱えてしまうと思います。
それでも、夫婦関係を修復するためには、ずっと相手を責めないということも大切です。
いつまでも相手を責め続けてしまうと相手も気が滅入ったりしますし、お互いが感情的になって修羅場になることもあります。
もし、二人の関係がこじれてしまうとお互いが別居を選択しがちです。
一時的な別居で関係が修復できればいいのですが、そのまま離婚という流れもありえます。
ちなみに、通常は不倫した側からは離婚を請求できないのですが、例えば10年以上の別居などの事実がある場合などは離婚が認められるケースもあります。
お互いが前向きになる
不倫された側にとってはとても難しく辛いことですが、夫婦の再構築を成功させるためには「前向きになる」ということがとても大切です。
不倫されると、ついその記憶がフラッシュバックして辛くなることもあります。
なかには「もう疲れた」「仕返ししてやろう」「復讐したい」という発想になる人もいますが、負の連鎖に陥らないようにしなければいけません。
忘れるということはもちろん難しいと思いますが、それを二人で乗り越える信頼関係を築きなおすことが必要になってきます。
夫や妻の反省している気持ちを感じられたら、できるだけ前向きに二人で夫婦関係を修復していきましょう。
離婚しないまま不倫相手に慰謝料を請求することも可能
慰謝料というと、離婚した場合に請求するイメージがありますが、実は再構築を選んでも慰謝料を請求することが可能です。
それは精神的な苦痛を受けたことに対する損害賠償が慰謝料になるので、離婚したかどうかは関係ないからです。
それでは、誰に慰謝料を請求できるかというと、自分の配偶者とその不倫相手の両方に請求することができます。
ただし、再構築を選んだ場合に自分の配偶者に慰謝料を請求しても、夫婦間でお金が動くだけなのであまり意味がありませんし、再構築を選んだのに慰謝料を請求すると修復が難しくなるかもしれません。
そういったこともあり、実際には不倫相手に対してのみ慰謝料を請求するのが一般的です。
また、不倫の証拠があれば言い逃れはできませんので、慰謝料を請求しないかわりに「二度と不倫をしない」という誓約書を書いてもらうという方法も可能です。
その誓約書の約束を破った場合に慰謝料を請求するという選択もできます。
慰謝料の話が出るだけでも、犯してしまった事の重大さを実感してもらうことができます。
再構築を選ぶ夫婦の割合
相手の不倫が判明した場合は離婚する家庭が多いようなイメージもありますが、実は「再構築・修復」を選択する夫婦も多いのです。
「しらべぇ」のアンケート調査によると、以下のような結果が出ています。
不倫された人は相手を許すのか
- 妻に不倫された夫の約54%が再構築を選択
- 夫に不倫された妻の約69%が再構築を選択
この結果によると、相手に不倫されても半分以上の人が離婚ではなく「再構築」を選んでいることが分かります。
また、子供がいる家庭ほど再構築を選ぶ傾向が強くなります。
このように、相手の不倫が判明しても再構築に向けて歩みだす人が多いので、夫婦関係の修復は無理なことではなく現実的な選択といえます。
夫婦関係の再構築を成功させるために
「不倫しているかも」と疑心暗鬼になっている時が一番辛い時期だと思います。
そのため、できるだけ早めに探偵事務所に相談されることをオススメします。
すぐに依頼するのは不安もあると思いますので、まずは相談をされるとよいでしょう。
探偵事務所では最初の相談は無料で受け付けているところも多いので、そのような会社でまずは話を聞いたり疑問点を質問されるとよいかと思います。
その調査の結果で不倫していないことが判明すればストレスから解放されますし、不倫の事実が判明した場合にもご自身で今後の進め方について選択することが可能になるからです。
不倫の事実が曖昧なままでは再構築さえも曖昧なままになってしまい、不倫関係が持続してしまう可能性もありえます。
「夫婦関係の再構築」を希望される場合は、夫婦で新たな一歩を踏み出すためにも真実をハッキリさせることが大切です。
確かに再構築は平坦な道のりではなく難しいものかもしれません。
それでもせっかく結婚した二人ですから、再構築で幸せな生活やまた夫婦で感動し合える関係を築いていってもらいたいなと思います。
勝手に離婚届が提出された時のために
夫婦生活が長くなると、相手への不満などから喧嘩が増えることもあるかと思います。
その理由は様々ですが、女性の場合は旦那が子育てに協力してくれないといったことが旦那への不満になることも多いようです。
喧嘩をしてお互いの気持ちを伝えることで、より一層夫婦の絆が深まるのであれば良いのですが、実際はそうならないケースも多いのが現実です。
そして、一番最悪なのはお互いが感情的になってしまって、本当は離婚するつもりがなくても、その場で離婚届にサインをしてしまう場合もあるので要注意です。
離婚届を役所に提出されると離婚が成立
離婚する場合は、夫婦がそれぞれ離婚届に署名・捺印して市役所にその離婚届を提出することで離婚が成立します。
もちろん夫婦のどちらか一方が離婚届にサインをしただけでは受理されません。
必ず夫婦2人の署名と捺印が必要になります。 ただし、逆にいえば夫婦2人の署名押印(証人2名の署名押印も必要)があれば離婚届が受理されてしまうということです。
喧嘩して離婚届にサインしてしまうケースが多い
本当は離婚するつもりがないのに、喧嘩の最中は頭に血がのぼっていたり、後に引けなくなってしまって離婚届にサインをしてしまう人もいるようです。
もちろん、離婚を望んでいるのであれば必要なことですが、離婚まではしたくないのにその場の雰囲気だけでサインしてしまったのであればとても危険です。
なにが危険かというと、そのサインをした離婚届をパートナーがずっと保管している恐れがあるからです。
既に一方がサインをしているので、あとはパートナーが離婚したいと思った時に署名捺印して役所に持っていくだけで離婚が成立してしまいます。
離婚届の取り扱いは慎重に
離婚届をパートナーに突きつけた後になって、やっぱり離婚したくないと考える人も多くいます。
また、離婚届を書いた後になって、やっぱりもう一度再構築に向けて頑張ろうと決心する人もいます。
パートナーと仲直りした場合、もちろん離婚届はパートナーが捨てただろうなと考えがちですが、とても重要な物ですので、ちゃんと自分の目の前でシュレッダーにかけてもらう必要があります。
相手を疑うようで気が引けるかもしれませんが、もしその離婚届をパートナーが役所に提出してしまうと、離婚が成立してしまいますので、離婚届の取り扱いには慎重になりましょう。
離婚届の不受理申請
離婚届にサインしてパートナーに渡したままになっている人は要注意です。
パートナーが離婚届を役所に持って行った段階で離婚が成立してしまいます。
そのような危険から身を守るために「離婚届の不受理申請」というものがあります。
「離婚届の不受理申請」とは、簡単にいうと「パートナーが勝手に離婚届を提出する可能性がある場合、もし離婚届が提出されても受理しないよう市区町村役場に事前に申請しておく手続き」です。
この不受理申請を事前に行っておくだけで、自分の知らないところで勝手に離婚届を提出されることを防ぐことが可能になります。
望まない離婚を予防するためにも「離婚届の不受理申請」をしておくことはとても重要です。
勝手に署名・捺印されるケースも多い
自分で離婚届にサインした場合は、自分の目の前でシュレッダーにかけても羅うことも可能ですし、不安な場合はその時になって「離婚届の不受理申請」をしておくという選択肢もあります。
ただ、とても怖いのが、勝手に相手が離婚届に自分の筆跡をまねてサインし認印を押してしまうケースです。
役所では離婚届が提出された際に筆跡鑑定などは行いません。
また、離婚届の提出は夫婦2人で提出しなければいけないというものではありませんので、勝手に離婚届に2人のサインと押印をして提出されてしまうというケースも実はあります。
もちろん、勝手に文書を偽造するのですから、れっきとした犯罪行為になりますが、離婚届を提出された段階では犯罪行為があったかどうかを確認することができませんので、相手が役所に提出した段階で受理されてしまう可能性がとても高いといえます。
安心のためにも「離婚届の不受理申請」は大切
パートナーもすぐには離婚しようと思っていなくても、何らかのキッカケで離婚したいと思うようになるかもしれません。
もし、パートナーが勝手に役所に離婚届を提出してしまう可能性がありそうであれば、「離婚届の不受理申請」を事前にしておいた方が安心です。